武華山−武利岳縦走 2016.7.20

軽い足慣らしのつもりで向かいました。

7月20日,武華山(むかやま),武利岳(むりいだけ)を mt'kawaさんと縦走してきました。

山と溪谷社の『北海道百名山』には,この2山が含まれますが,北海道新聞社編の『北海道の百名山』は武利岳のみであり,どちらの山も百名山狙いでなければ,敢えて登らないかも?って感じがするマイナーな2山なのです。今回のお山選択は,この2社に共通の百名山となる北海道118座完全制覇を目指す,mt'kawaさんのご意向です。

層雲峡の大雪ダムを過ぎて,北見に向かう石北峠を目指します。ナビで登山口が検索できないので,ガイド本に載っていた,林道入口に設置されたド派手な「つるつる温泉」の看板を目印に向かったんですが,気がつくと,北見富士を過ぎて,峠の1合目も過ぎて北見まで来ていました。看板無くなっていたんですね(爆)。

そんな程度の情報量なので,当然,山の予備知識も適当なまま,7時25分,登山開始。「登山道のある山だから,なんとかなるしょ。」・・・。

天気は曇り。ガスが懸かったり消えたりの中,暑すぎもせず,快適な登山となりました。 途中,分岐のある「ライオン岩コース」は,崩落のため通行禁止。「東尾根コース」から,まずは武華山を目指しました。尾根を登って武華山の稜線に出ると,ガスで視界がなく,武利岳方面は真っ白。しかし徐々に視界が開けて,武華山のルートはよく見えてきました。

稜線上から,武華山山頂を望む。


武華山到着 9時23分(登山口から1時間58分)。




さて,いったん来た道を「前ムカ」まで戻って,10時00分,縦走路となるコルへ下り,登り返して,武利岳の稜線を目指します。コルは全くの未整備で,笹が山道を覆い,赤テープが無ければ山道を見失います。辺り一帯は山というより,森にいるみたいな雰囲気なんで,森の熊さんがひょっこり顔を出しそうな気配がします。熊鈴も忘れてきてるし,ここは二人で大声で奇声をあげながらの通過でした。藪漕ぎに慣れてない人なら引き返したくなるでしょうね。単独なら、なおさら精神的にきついでしょう。まあ,我がmt'登山部は,背丈以上の藪中を平気で進む変態集団なので,どうってことないんですけど。

コルへ向かって一気に下降。そして登り返します。

尾根を登り切ると,武利岳へ繋がる見事なルートが浮かび上がります。この稜線は,ウペペサンケを思い起こすほどの一級国道ですね。しかし,山頂は奥の奥のそのまた奥で,アップダウンを繰り返す稜線は,足慣らし程度に考えていた自分には楽しむというよりは忍耐の山行でした。

稜線を行くのですが,山頂は,まだずーっと先なのです。

武利岳到着 12時11分(前ムカから2時間11分)。





帰りのコル通過では,kawaさんが「とんぼ」熱唱で,さすがに熊も圧倒されて寄りつけなかったでしょう。前ムカを下山する頃には,ガスも晴れて,りっぱな「ライオン岩」が見えていました。

下山時刻 15:30分(全行程8時間強)。

誰にも会わず,相変わらずマイナーな山を志向する mt'登山部ならではの山行でした。





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